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安芸高田市歯医者

歯周病であなたの寿命が縮む?!

日本人の成人の約80%が罹患していると言われる歯周病ですが、脳の血液のめぐりの低下から重い後遺症を残すこともある「脳梗塞」の一因になっていることをご存じですか?

あの「脳梗塞」にも関わっていた!

【脳梗塞と動脈硬化】
脳の血管が詰まるなどで、脳組織に血液が送られなくなり脳組織の壊死が起こる「脳梗塞」。その大きな原因が動脈硬化です。
動脈硬化とは何らかの原因で、血管壁が分厚くなり柔軟性を失ってしまった状態を言います。動脈硬化になると血管が狭くなったり、ふさがってしまい、脳組織に上手く血液供給ができなくなることで、脳組織が死んでしまうのです。

【動脈硬化に関わる歯周病】
そんな怖ろしい「動脈硬化」に、歯周病が関わっていることが分かってきました。歯周病菌などの刺激によって、血管内にプラーク(粥状の脂肪性沈着物)ができて血管が細くなると同時に、そのプラークがはがれて血管が詰まったりするのです。
日本臨床歯周病学会によると、歯周病の人はそうでない人の2.8倍脳梗塞になり易いと言われているそうです。
高血圧、糖尿病、脂質異常症、心臓病、ストレス、喫煙など、脳梗塞の原因はもちろん歯周病だけではありませんが、日頃から歯周病予防をすることで、怖ろしい病気「脳梗塞」のリスクを少しでも減らしていきましょう。お口の健康を守ることは全身の健康にも繋がっています。

だから怖い歯周病!歯周病菌が血管に!
「心筋梗塞」ってどんな病気かご存じですか?心臓の病気らしいことは分かりますがちょっとあやふやかもしれませんね。ここでちょっと整理しておきます。心筋梗塞は、心臓に血液を送る血管が動脈硬化によって硬くなって詰まり筋肉が壊死してしまう、最悪の場合は命を失う怖ろしい病気です。

歯周病が「心筋梗塞」を引き起こす!?
驚くべきことに、その心筋梗塞の引き金となった動脈硬化を起こした血管から、あるものが発見されたのです。何とそれは歯周病菌!なぜ、お口の中にいる菌が心臓に繋がる血管で見つかるの?と思われますよね。実はこんなふうにして歯周病菌が悪さをするのです。

■歯周病菌が血管に侵入する!
歯周ポケットなどで増殖した歯周病菌は、毒素で歯ぐきに炎症を起こしたり顎の骨を溶かすだけではなく、リンパ管を経てなんと血管の中まで侵入していきます。

■歯周病菌の刺激で動脈硬化発症!
血管の中に侵入した歯周病菌の大部分は、白血球により殺されますが、一部の歯周病菌は逃げのびます。その歯周病菌の刺激によって動脈硬化を誘導する物質が出てきて、血管が詰まりやすくなり、心筋梗塞を発症しやすい状態になるのです。

重度の歯周病を患っていると心筋梗塞になるリスクが高まると言われています。お口の中の衛生状態の良し悪しが、命の危険に繋がるなんて怖いですね。「朝起きた時、口の中がネバネバする」「歯肉が腫れたりうずくことがある」「歯磨きの時に出血する」これらは歯周病のサイン。お口の健康が全身の健康に繋がりますので、ぜひ歯科医院で定期的にチェックしてもらい、適切な治療をしていきましょう!


広島県 安芸高田市 ふじとう歯科

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