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安芸高田市歯医者

歯周病を引き起こす危険因子は?

日本人成人の80%以上がかかり、全身の病気とも関係が深いと言われる「歯周病」。この病気を引き起こす危険因子「リスクファクター」について考えてみましょう。

第3のリスクファクターは「生活習慣」!

歯周病のリスクファクターは、「細菌」「体の状態」「生活習慣」の3つに大きく分けられます。これまでに「細菌」「体の状態」についてお話ししましたので、今回は『生活習慣』について考えてみます。

◆喫煙の習慣・・・タバコを吸うとニコチンなどの影響で血行が悪くなり抵抗力も低下します。すると歯周病菌に対する抵抗力も落ちるので、歯周病になりやすく、悪化しやすく、治りにくい状態になってしまいます。本気で歯周病を完治させたい方は、タバコの習慣を止めることが近道です。

◆精神的なストレス・・・仕事や人間関係などで必要以上のストレスがかかると免疫力が低下します。免疫力の低下は、つまり細菌感染しやすい状態になるということ。もちろん歯周病菌にも感染しやすくなります。また、ストレスによる歯ぎしりや食いしばりが、歯周病の進行を早めてしまうことも。運動や趣味など、上手にストレス発散できる方法を見つけておきましょう!

◆食習慣・・・糖分の多い食べ物や、間食回数が多い方は、プラークができやすく歯周病のリスクも上がります。お食事の後はこまめに歯磨きをして、歯周病菌が住みつきやすい環境を作らないようにしましょう。

生涯に渡って長く使い続ける「歯」は、健康で楽しい人生を過ごすのに必要不可欠なものです。普段の生活習慣を見直して、少しでも歯周病になるリスクを減らしていきたいものですね。
そして、定期的に歯科医院に通ってプロの指導も受けてください。お口と全身の健康を一緒に考えていきましょう!

生活習慣が歯周病を招き寄せる?!

歯を失う最大の原因である歯周病ですが、その直接の原因となるのはお口のなかにいる細菌のかたまり(歯垢)です。食べカスがお口の中に残っていると、お口の中にいる細菌がどんどん繁殖して歯垢となって歯の表面に付着します。細菌はこの歯垢を住み家にし、毒素を出して歯茎に炎症を起こし、炎症により深くなった歯周ポケットから体の内部にも侵入して行くのです。しまいには、細菌が出す毒素によって歯槽骨は溶かされ、土台が貧弱になった歯はグラグラになって抜けてしまいます。

タバコ・疲労・ストレスで歯周病が悪化!

そんな歯周病の予防には、お口の中を清潔にすることが第一ですが、悪い生活習慣があると歯周病を発症させたり悪化させるリスクが高まります。では、その悪い生活習慣とはどんな習慣なのでしょう?

①喫煙
たばこを吸うと血管が収縮し血行が悪くなります。すると細菌に対する免疫力も低下し歯周病にもなりやすく。また、歯ぐきの健康を維持するのに欠かせない成分ビタミンCも喫煙によって破壊されるので、ますますリスクがUPします。

②疲労やストレス
免疫力が低下して歯肉の炎症がさらに進行。

③早食いでよく噛まない
浄化・殺菌作用のある唾液が十分に分泌されないので細菌が元気に活動し、歯周病が悪化します。

④歯ぎしり、噛み合わせ
異常な力が歯にかかり、歯周病により不安定な歯がますますグラグラに。歯周病が急速に進行します。

悪い生活習慣のもとでは、いくら歯磨きを頑張っても治療に時間がかかりますし、治っても再発を繰り返すことが多いでしょう。それは、歯周病は細菌感染でおこる疾患であるとともに、『生活習慣病』でもあるからです。

歯周病を本気で治したいと思ったら、適切なブラッシングと歯科医院での定期的なチェックに加えて、生活習慣の見直しも重要なのです。

心当たりがある方は少しずつでも直してみてはいかがでしょう。毎日の習慣で確実にリスクを減らすことができますよ!


広島県 安芸高田市 ふじとう歯科

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