失った歯を放置しておく危険性
虫歯や歯周病、負傷による歯の喪失に対する治療は、人工の歯で補うことによっておこないます。
見た目の問題や抜けた歯の埋め合わせと軽視したり、気にならないからと放置されている方もいるようです。
しかし、それは抜けた1本の歯に限る問題ではありません。
なぜなら歯が抜けて空いたスペースできてしまうと、隣接する健康な歯がスペースを埋めようと動いてしまうからです。
例えば、上の歯が抜けたのに放っておくと、噛み合う下の歯は少しずつ上に、左右の歯も空いたスペースに向かって移動をしはじめます。
このように1本の不健康な歯が歯並び全体を崩し、お口の中全体のバランスを脅かすのです。
さらに影響は口の中だけに止まりません。
噛み合わせが悪くなり、十分な咀嚼ができなくなると、食べ物の消化も悪くなって胃腸に負担がかかってしまい全身の不調へと繋がりかねません。
歯を失ったときは無視しないで、しっかりと治療しましょう。
自分の歯と同じように使えるミラクルデンチャー
ミラクルデンチャーは革新的な部分入れ歯です。
ミラクルデンチャーにより、部分入れ歯のデメリットの多くを解決できるようになりました。
もちろんミラクルデンチャーでも入れ歯の一種ですので、ある程度慣れるまでは着脱に難しさを感じることもあります。
しかし、何度も調整を繰り返すことで違和感がほぼなく、使い勝手が良い、噛みやすいなど今までの入れ歯にないメリットを感じて頂けると思います。
- 入れ歯で違和感や痛みがある方
- インプラントは気が進まない方
- インプラントができない方
- 今の入れ歯では食べ物が噛みにくい方
- 入れ歯に重かったり、違和感ある方
- 満足できる入れ歯と出会っていない方
- 口内環境がインプラント手術に適さない方
ミラクルデンチャーは使ってみると良さに驚かれると思います。
部分入れ歯が必要な方であればほとんどの方にお試しいただくことが可能です。
今までの入れ歯をミラクルデンチャーに作り変えた患者様が、とても明るい顔立ちに変わり、話す言葉が明瞭になったと実感してくださる瞬間が私はとても幸せに感じます。
口内環境がインプラント手術に適さず、入れ歯を検討している
ミラクルデンチャー7つのメリット
1本でも歯があれば使える
- 残存歯がが1本以上あればミラクルデンチャーを使えます。
ミラクルデンチャーを支える歯にぐらつきがあってもお使いいただけます。 ミラクルデンチャーはぐらつきを抑えることが可能です。
入れ歯だと非常に
気付かれにくい
- 歯に固定させる装置が小さいので、入れ歯を使っていることが周囲の人にわかりにくいです。 入れ歯だとバレにくいので自然な笑顔になります。
ミラクルデンチャーは
固定力が強いのでよく噛める
- ミラクルデンチャーが固定力が強いので、くしゃみあくびなどをしてもほとんど外れません。 するめ、ごぼうなど硬い物から、コンニャク、タコ、イカなどの弾力があるものまでしっかり噛めるようになります。
入れ歯が小さいので
喋りやすい
- ミラクルデンチャーは一般的な入れ歯よりも小さく、舌のスペースが充分確保できます。 舌を邪魔せず動かせるようになりますので、喋りやすくなります。
食事を楽しめる
- ミラクルデンチャーは上あごの部分を広く開けた構造なので、食感や味覚、温かさや冷たさを直接感じれます。
装着の目印がある
- ミラクルデンチャーは装着すると「パチン」と音がするので、しっかり装着できたかがわかりやすいです。 取り付けは慣れてしまえば簡単にできるようになります。
修理、調整可能
- お口の状況は大人でも日々変わります。
普通の入れ歯は合わなくなったら一から作り直す必要がありますが、ミラクルデンチャーは従来の入れ歯より修理や調整がしやすく、長く長く使い続けられる事ができます。
ミラクルデンチャーへの想い
ミラクルデンチャーを当院で作るために、広島市とか庄原市とかから片道2時間かけて来院してくださる方はそれなりにいらっしゃいますが、一番遠方からは山口県周南市から、2番目は山口県岩国市からでした。
使いやすい入れ歯を求めてわざわざ当院にいらっしゃったのですから、良い入れ歯を作ろうと一生懸命取り組みました。
メリットをの多いミラクルデンチャーですが、歯科医にとっては非常に調整が難しい入れ歯でもあります。
しかし患者様に装着していただいたらほぼ動かず、ミラクルデンチャーの素晴らしさに驚きました。
ミラクルデンチャーの調整の難易度に挫折してしまう歯科医師もいるそうです。
正直、私もミラクルデンチャーが夢にまで出てくるほどでした。
しかし患者様に快適な食事、素敵な笑顔のためにミラクルデンチャーでのチャレンジを繰り返し、どんどんミラクルデンチャーへのイメージがポジティブになりました。
なお、入れ歯は作ってからが始まりです。
一般的な入れ歯はもちろん、ミラクルデンチャーは定期的なメンテナンスが必須です。
利用しやすい状態を長く保つためにも、定期的な来院をおすすめ致します。
入れ歯の種類及び構造
入れ歯にもさまざまな種類があります。
入れ歯の種類や構造の違いなどについて詳しくみていきましょう。
入れ歯は大きく「部分入れ歯」と「総入れ歯」の2つに分けられます。
1本でも本人の歯が残っている場合は部分入れ歯、全ての歯を補う方法をとる場合は総入れ歯と言います。
部分入れ歯
- 部分的に失われた歯を補います。
通常、人工歯が付いた義歯床を歯のない箇所の粘膜に乗せ、バネを残っている歯にかけて動かないようにします。
ブリッジと同じように健康な歯にバネをかけますが、ブリッジに比べてあまり歯を削らないので、健康な歯への負担も小さくなります。
失われた歯の本数に関わらず、一本でも元の歯が残っていれば「部分入れ歯」といいます。また、バネを用いず固定する方法もあります。
総入れ歯
- 総入れ歯は、すべての歯を失った場合に用いられます。
安定感が不足し、噛む力も弱いというネガティヴなイメージがありますが、患者様それぞれの口の中の状態に合わせた治療を行うことにより、安定感や噛む力をアップさせることができます。
入れ歯の構造について
- 通常、部分入れ歯は「クラスプ」という装置を使い固定します。
他にもマグネットで固定したり金属バネを使わず固定したりする方式のものがあります。
総入れ歯の場合、顎の粘膜を安定させるためには口腔内を良好に保つ必要があり、シリコンなどを用いることによって安定感を増し、従来より噛み心地を改善したものもあります。
入れ歯使用のメリットとデメリット
歯を失ったときは、入れ歯とブリッジ、インプラントによって対処します。
この中でも、入れ歯による治療は治療期間が短く行える方法です。
メリットとしては、数本の歯を失った場合でも、一つの入れ歯で対応ができるというところです。
保険適用外では、ミラクルデンチャーのように目立たせないことも可能です。
さらに入れ歯はブリッジやインプラントのように固定するタイプではないため、修理や調整ができるというのも肯定的な側面でしょう。
反対にデメリットとしては以下のような点が挙げられます。
- 食べ物のかすが歯間に挟まりやすい
- 硬い食べ物が食べにくい
- バネなど見た目が気になる
- 手入れが面倒
取り外しやすさはメリットでもあるのですが、反対に隙間にものが挟まりやすいということになります。
物が挟まりやすくなり違和感を覚えやすくなったり、硬いものを食べにくいと感じる方も多いようです。
さらに、保険が適用される歯科用のプラスチック製の総入れ歯は熱伝導が悪く、料理の味に支障が出ると言われています。
た保険適用外の土台となる床部分に金属を使った入れ歯であれば、熱もしっかり伝わるのでこうしたリスクを軽減することができます。
また、中には「入れ歯の洗浄を人に見られたくなく団体旅行などに行けない」とおっしゃる方がいます。
そうした点も入れ歯のデメリットになるのかもしれません。
保険適用と保険適用外の入れ歯
入れ歯には健康保険が適用されるものと、適用されず全額自己負担になるケースがあります。
保険適用の入れ歯は素材などに制限があますが、価格が安くすみます。
一方、自己負担の入れ歯は、高い分装着時の違和感が少なく見た目もいい素材を希望に合わせて選ぶことができます。
違いをご理解のうえで、自分に合ったものをお選びください。
保険適用の入れ歯の特徴
保険適用の入れ歯は、レジンと呼ばれる歯科用プラスチックから作られています。
総入れ歯は固定できないので、ピンク色の土台部分(義歯床) を口の粘膜に吸着させます。部分入れ歯には入れ歯を留めておくためのクラスプという装置がついています。
- 保険適用入れ歯のメリット
- 治療費が安い
- 修理が比較的容易である
- 保険適用入れ歯のデメリット
- 全体的に厚さがあり、口に装着したときの違和感を感じやすい
- 素材がプラスチックなので、食べ物の熱を感じにくい
- 部分入れ歯に用いられる金属製のクラスプによって見た目が汚い
入れ歯のお手入れの仕方と注意点
入れ歯はまず慣れることから始めましょう。
最初は入れ歯に違和感を感じ、食事のときに気になったり、滑舌も普段とは違く話しづらかったりと、苦労するかもしれません。
しかし、慣れてくれば自然な感覚になるでしょう。もし歯茎に炎症が起きたら、入れ歯をせず、歯茎を休ませてください。
毎日洗浄し常に清潔に
毎日歯を磨くのと同じ要領で、入れ歯も毎日清潔に保つことが大切です。
洗浄を怠ると、入れ歯に虫歯菌や歯周菌などの細菌が増殖し、口臭や口内トラブルが起こります。医師の指導に従い、歯ブラシでしっかり洗いましょう。
お口に汚れが残っているまま入れ歯を装着すると、虫歯や口内炎のみならず、全身に悪影響を及ぼします。
口の中の細菌は誤嚥性肺炎や歯肉がんなどに関わってくるという報告もあります。
入れ歯の清掃は入れ歯専用ブラシや歯ブラシで優しく水で洗浄してください。
歯みがき粉を使ってはいけません。
週に1度ほど入れ歯洗浄剤を使うと、より清潔に保つことができます。
ただし、洗浄の際、高熱で変形することがあるので60℃以上のお湯は使わないでください。
また、入れ歯を外した後は、お口の中や舌をきれいに保ちましょう。
保管は乾燥させないようにする
入れ歯は乾燥してしまうとねじれたり、ゆがんだりしてしまうデリケートなものです。 お口に合わなくなってしまうこともありますので、外している間は、容器などで水中で保管してください。
入れ歯の修理
どんなに精巧につくられた入れ歯でも、必ず少しずつ形は変形し合わなくなっていきます。
保管や使用方法上の問題で歪んでしまうこともありますが、大体は歯茎が痩せ始めることが原因です。
歯を抜いた場合、その部分の歯茎は6カ月ほど痩せ続けます。
それに合わせて入れ歯も少しずつずれていくので、定期的な調整が必要となるのです。
少しのズレをご自身の判断で調整してしまうと、さらに入れ歯が合わなくなってしまいます。
必ず、歯科医院で調整してください。
入れ歯を快適に長く使い続けるためには、プロの指導のもとでの調整が必要です。
入れ歯はインプラントやブリッジと比較して、徹底した手入れが大切です。
毎日のケアのみならず、定期検診を通じて入れ歯や口の中の状態を確認してもらいましょう。
入れ歯は就寝前に外す
基本的に、夜は就寝前に入れ歯を外します。 部分入れ歯の場合は、外す必要がない場合もございますので、歯科医師の指示に従ってください。
入れ歯は大切な体の一部です
入れ歯は、ほとんどの方が最初は違和感を覚えるでしょう。
そのため、せっかく作った入れ歯でも、「必要性に乏しい」「異物感がある」などと感じ、自己判断で自ら使用をやめてしまいます。
しかし、入れ歯は大変重要な人工臓器であることを忘れないでください。
失われた歯の代わりに食事をサポートするだけでなく、歯を支える顎の骨や周りの歯を健康に保ちながら口内環境を守る大事な器具です。
どうか正しい使用方法で入れ歯を使い、歯の健康を保ちましょう。歯の健康は体全体の健康です。
入れ歯はあなたの体の大切な一部分です。