患者様の歯とお口の健康のための治療
みなさんは自分の歯並びに自信はありますか?
きれいな歯並びは、明るく素敵な表情を引き立てるだけではなく、歯の手入れもしやすく虫歯や歯周病のリスクも軽減します。
一方、出っ歯や受け口といった、歯並びに自信が持てずお悩みの方も多くいらっしゃいます。
歯並び、噛み合わせが悪いことを、専門用語で不正咬合といいます。
さらに、歯並びを気にして、なるべく歯を見せないように人前で話をしたり笑ったりすることを避ける方や、引きこもりガチになる方もいらっしゃいます。
もちろん、歯並びが悪いと歯磨きなどの洗浄ケアに支障をきたし、虫歯や歯周病、口臭の原因にもなります。
不正咬合の改善方法としては歯を削ったり、被せ物をするケースや歯科矯正という方法もあります。
歯科矯正は、矯正装置を使って歯や顎の骨の位置をゆっくりと動かし、顎の骨の成長をコントロールしながら、歯並びと噛み合わせを修正していく治療です。
インビザライン
インビザラインとは、マウスピースによる歯科矯正です。
コンピュータを使って作製された透明なマウスピースを、約1週間ごとにつけ替えていくことで歯を正常な位置に動かしていきます。
マウスピースは治療計画に基づいてカスタムオーダーで一つずつ製造されます。
薄く透明な装置なので装着してもあまり目立たず、食事や歯磨きのときは外すことができるので、ケアがしやすいのも特徴です。
インビザラインの特徴
インビザラインは、装置が透明なマウスピースを使用します。
このマウスピースのことを、「アライナー」といい、装着したまま他人と会話をしてもほとんど違和感はなく、周りに気づかれにくいです。
これが最大の特徴であり、マウスピースなので、必要に応じて簡単に取り外すことができます。
歯のセルフケアもやりやすく、口の中を清潔に保つことができます。
自分では取り外しの不可能なワイヤー式矯正に比べ、衛生的に矯正治療を進められます。
コンピュータを使って作成
インビザラインは3D画像を使い、矯正過程をシミュレーションするソフトを用いて進められます。マウスピースを作成する際には、患者様の歯の状態に基づいて歯並びを一人ずつシミュレーションし、その結果からマウスピースを作っていきます。
具体的には、0.25㎜ずつ形を変えたマウスピースを約1週間ごとに歯に付け替えながら、歯を0.25㎜ずつ移動させます。
インビザライン矯正のメリット
目立たない
- インビザラインは、透明なマウスピース型の矯正装置ですので、目立たず周囲から非常に気づかれにくいです。
痛みや違和感がほぼない
- インビザラインは、厚さ0.5mmのマウスピースを約一週間日毎に交換していく矯正方法です。 1回のマウスピースで少しづつ歯を動かしていくため、痛みがほぼありません。 また、ワイヤーとブラケットの矯正装置のような異物感がほぼなく、マウスピース自体も歯の部分だけになっています。
取り外し可能
- マウスピースは、食事中や歯磨きの時などは取り外しできます。 虫歯や歯周病などのリスクは高まりません。 ※睡眠時は装着する必要があります。
信頼度が高い
- インビザラインは800万人以上の実績があり、現在でも数多くの研究が行われています。 確実でより快適な治療ができるよう、進化し続けている矯正装置です。
高度な矯正にも対応
- 3Dシミュレーションでコンピューター解析することにより、確実な治療ができます。 今までのマウスピース矯正では治療ができなかった抜歯が必須な場合や、出っ歯やガタガタの歯の矯正も、インビザラインでは治療が可能になりました。
インビザライン矯正のデメリット
装着時間を自分で
必ず守る必要がある
- マウスピースを装着しつづけなければ歯はうまく移動しません。 インビザラインは取り外せることは大きなメリットでもありますが、簡単に装置が取り外せるので、ご自身で決められた時間装置を必ず付けなければなりません。
治療できない場合もある
- 歯並びや口腔内の状況などによってはインビザライン矯正では治療できない場合があります。 また、インビザライン治療に加えて、ワイヤーやブラケット等の補助的な装置が必要になることがあります。
歯並びの不具合によるデメリット
歯並びによるトラブルは、健康面や日常生活まで繋がります。どのよう支障をきたしかねないのか、挙げてみましょう。
- 歯垢の蓄積によって虫歯や歯周病になりやすい
- 発音に悪影響の恐れがある
- 食べ物を咀嚼しづらい
- 顎の関節に負担がかかり、痛みの原因となる
- 前歯の損傷、唇にケガをしたりすることがある
- 子供の顎が正しく成長できないことがある
- コンプレックスとして口元や笑顔に自信が持てなくなる
矯正はいつから始めるべきか
矯正治療の多くは、乳歯が抜けて永久歯にはえかわる小中学生の頃に始めます。
しかし、場合によっては乳歯のころから治療を開始したほうが治療がうまくいくケースもあり、また、大人になってからでも効果が十分に見られるケースもあります。
矯正治療も技術などの進歩によって、治療できるケースの幅が大きく広がりました。
治療期間の目安は、大体月に1~2回の通院で、平均2~3年です。
しかし、症状によっては長期間の通院、治療後、大人になるまで経過観察が必要なケースもあります。
治療時期や期間は、不正咬合の程度や原因、口内環境、生活習慣によって、一人ずつ異なります。
そのため、できるだけ早い時期に診察を受け、専門的な歯科医師と話し合ったのちに治療の方針や計画を確認することが大切です。
治療の流れ
実際に矯正治療の手順について、詳しく紹介しましょう。
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01
- 初診・相談
- 悩みや気がかりになっている点などをしっかり伺ったうえで、矯正治療について詳しく説明し初診時の不安を減らします。ご不明な点は遠慮なくご質問ください。 その後、実際に歯並びや噛み合わせの状態を診察し、治療の必要性や方向性を決めていきます。合わせて治療の進め方や治療期間、治療費用などについてもご説明いたします。
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02
- 患者様情報の採取・分析・診断
- 正確な治療計画には、口の中や歯並びなどについての正確な情報が必須です。 このため、正面や真横からレントゲン写真を撮ることによって、歯の位置や顎の骨格の精密検査を行います。また、歯並びや噛み合わせの模型をお作りするために、口や顔の写真もお撮りします。 これらに基づき、治療方法を検討し治療計画を作成します。
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03
- ブラッシング指導
- 矯正治療中は、歯に装置をつけていただきます。このため、装置周辺にはどうしても歯垢がたまってしまいます。 矯正治療中の虫歯や歯周病をできる限り避けるために、正しくケアし口の中を清潔に保っていただきます。正しい歯の磨き方につきましては、矯正治療期間中を通じて私たちが指導を行っていきます。
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04
- 装置の装着
- 治療方針に沿って、必要な矯正装置をお作りし装着します。この際、装置の取り扱いや日常生活での注意点などについて丁寧にご説明いたします。 最初は不快感や痛みを覚えるかもしれませんが、通常2~3日ぐらいで慣れてきます。痛みが取れないときは、すぐにお知らせください。
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05
- 装置の微調整を行う
- 3~5週間ごとの通院で、矯正装置を調整いたします。 歯はゆっくり少しずつ動いていきますので、歯並びや噛み合わせの変化を考慮し、無理なく装置を変えながら治療を進めます。
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06
- 保定
- 歯並びが整い、矯正装置が取れることになったら、取り外しのできる装置であごや歯並びを安定させていきます。 保定期間中は3~6カ月ごとに通院していただき、歯のクリーニングを行いながら様子を見ます。
成人矯正
普段周囲の人たちとの会話の中で、自分の口元への視線が気になることはありませんか。
歯並びの乱れを気にする方も少なからずいらっしゃいますし、相手から見られるイメージも変わってきます。
歯科矯正は大人になってからでも治療できます。
歯並びにコンプレックスがある方は、正しい矯正歯科治療で美しく整えましょう。
何歳からでも矯正歯科治療はできます
「歯の矯正治療は子供が受けるもの」という印象が強いかもしれませんが、子供のみならず、大人になってからでも矯正はできます。
「矯正装置を歯などに装着して、歯を正しく整える」という方法は子供から大人まで基本的に同じです。
多少、アプローチに違いはあれど、大人になってからでも歯並びは整えられます。
ただし、問題は大人が矯正装置をすると目立ってしまうことがあるということです。
社会人になると仕事の際などに、矯正装置が目立つことを避けたい方もいらっしゃることでしょう。
しかし、最近では治療技術や装置が進化してきているので、あらゆる矯正装置を試すことができます。
なかには、他人から気づかれにくい矯正装置や歯の裏側に装着する装置もあるので、自分に合った方法をお選びください。
成人矯正のメリットとデメリット
大人になってから行う歯科矯正は小児矯正とは違い、多くの場合が自らの意志でより美しく健康的な歯を手に入れるために取り組みます。そのため、「時間や金をかけた分、しっかり治したい」という気持ちが高まり、治療もスムーズに進みやすいことでしょう。
一方、成人矯正の場合は歯並びを整えることはできても、顎の骨格までは変えられません。そのため、歯を動かすスペースをつくるため、抜歯を必要とする場合もあります。また、子供に比べ、骨などの成長が終わっていることから治療期間が長期化しやすいといわれています。
このように大人の歯の矯正には制約もありますが、決して不可能ではありません。「大人になったから」という理由で諦めず、歯並びや噛み合わせに悩みを抱えている方や必ず改善させたいと思っている方はは、ぜひ当院にお気軽にお問い合せください。
大人と子供の歯科矯正の違いについて
歯科矯正は、大人と子供では異なる治療法を用います。
大人になると、顎の骨の成長が止まり固定されているので、歯を移動させるスペースを作るために健康な歯を抜きスペースを確保することになります。
一方、子供の場合は、顎が成長するタイミングと合わせて顎の骨を広げながら矯正を行っていきます。
口の中を大きくすることによって、歯を動かすスペースを作るのです。
一般的に、骨の成長を利用して矯正を行う子供の方が、大人に比べて矯正にかかる時間は短いといわれています。
矯正装置の種類
金属ブラケット
歯の表面に金属でできた矯正装置(ブラケット)を取り付け、その穴に金属ワイヤーを通すことで歯に負荷をかけ、歯を正常な位置に移動します。 一般的に知られている装置です。 口を開けると装置が目立ちますが、薄くて丈夫で使いやすく、他に比べてコストを抑えられます。
- メリット
- あらゆる治療に使用できる
- デメリット
- 銀色で目立ちやすい
- 金属アレルギーには向かない
- 数日で治まるが、装着すると違和感を感じる
- 装置があたり、口内炎になることがある
セラミックブラケット
歯に装着するブラケットを、セラミック製にしています。 セラミックは歯に近い色なので、金属ブラケットに比べて気づかれにくいという特徴があります。ワイヤーによる負荷で歯を動かすことに変わりはありません。
- メリット
- 装置とワイヤーについて、白っぽい色を選ぶことができるので、目立ちにくい
- デメリット
- 金属ブラケットに比べて高額
マウスピース型矯正装置
透明なマウスピースを歯に装着するため、目立ちにくいうえ、食事中などは取り外し可能です。一人ひとりのオーダーメイドのマウスピースを作製し、定期的に交換しながら装着を続けることで、少しずつ歯並びを整えていきます。
- メリット
- ブラケットのような不快感がない
- 痛みをほとんど感じない
- 透明で薄いマウスピースなので、周囲の目を気にしなくて済む
- 取り外して食事やケアが可能になる
- デメリット
- 装着時間の確保など、自己管理が求められる
- 症例が限られる
- 費用が比較的高い
小児矯正
乳歯から永久歯に生え替わる際に顎の成長をコントロールすることで、きれいな歯並びになるよう歯の土台づくりをするのが、子供の矯正治療です。
矯正治療を通して、顎の骨格を整え歯並びがきれいになるだけでなく、他にもさまざまな効果が期待できます。
なぜ子供のうちに矯正治療をするのか
小児矯正は歯科矯正を永久歯が生え揃う前後の子供の成長期に合わせ行います。
成長期に矯正治療を行うメリットは、成長中でまだ固定されていない顎の骨も歯と共に動かすことができ流ことにあります。
このため、顎の大きさやバランスも調整しながら、歯列矯正が可能になります。長期的視野に立ち、成長後の正しい歯並びや噛み合わせにつなげる治療が大切です。
歯並びが悪いと、虫歯や歯周病、全身の発育不全・不健康へと繋がっていきます。
歯並びを整えることは、見た目の美しさだけではなく、体全体の健康のために大切なのです。
そのため特に小児矯正は、将来を見据えたお口と全身の健康の実現、その維持のために意義が大きいものであるといえます。
お子さまの歯並びや噛み合わせで、不安などがあれば、ぜひ、お気軽に当院へご相談ください。
虫歯、歯周病予防
- 歯並びはきれいに整うと歯磨きがしやすくなり、歯垢をしっかり落とすことができます。 そのため歯の隙間などに食べものや歯垢がたまるのを防ぎ、虫歯や歯周病のリスクを減らします。
噛む能力の向上
- 歯並びを整えるとしっかり食べ物を噛むことができるようになります。その結果、食事をする際にストレスがなくなり、さらに消化吸収が促進され胃腸への負担を軽減することができます。
発音の改善
- 歯並びや舌の動きが原因となり、発音に問題があるお子様もいらっしゃいます。このため、矯正治療は発音改善に効果的です。
集中力のアップ
- 正しい噛み合わせは、脳に刺激が伝わりやすくなるといわれます。歯並びを整え正しく噛むことで脳は活性化し、心を安定させ集中力も高められます。何事にも集中して取り組む力を養えることでしょう。
生涯医療費の軽減
- 綺麗な歯並びは虫歯や歯周病を防ぎ、将来歯のトラブルによる治療費を抑えられます。また、虫歯や歯周病は全身の疾患にも関悪ので、人生を通して必要になる医療費を減らす効果も期待できます。
歯並びが悪くなる原因
歯並びが悪くする原因はいくつか考えられ、生まれつきの顎の変形、あるいは日々の悪い習癖が考えられます。生まれつき顎が変形している場合は手術することもあります。 一方、歯並びに悪影響を及ぼしてしまう習慣として、指しゃぶりや舌で歯を押す「舌突出癖」をあげられます。そのほかにも、次のような原因があります。
- うつぶせで寝てしまう
- 片側の歯だけで噛んでしまう
- 頬杖を頻繁につく
- 口で呼吸をする
これらの生活習慣は悪い歯並びへと導き、治療が終わったも後戻りさせてしまう可能性があります。こうした悪習慣は歯科医師による指導と、本人の意識によって断ち切ることができます。
小児矯正のメリット・デメリット
小児矯正では、成長期に顎や歯を正しい位置へ移動させていきます。このため、抜歯することなく治療ができる可能性が高いといえます。お子さまの歯の状態に合わせて、適切な矯正装置を組み合わせて進めます。 小児矯正のメリットとデメリットには以下のものがあります。
- メリット
- 抜歯せずに治療できる
- 大人になってから、より美しい歯並びになることが期待できる
- 思春期に歯並びを気にせず生活できる
- 虫歯予防ができる
- 成人矯正より費用を抑えられる
- デメリット
- 10代後半の顎の成長が完了するまで経過観察が必要
- 顎の成長によって、一時的に歯並びが乱れることがある
- 子供が治療に積極的でない可能性がある
- 矯正装置付近の磨き残しが、虫歯を引き起こしやすい
- 歯の根が溶けてしまうことがある
治療の時期と特徴
小児矯正では成人矯正とは違い、治療時期や使用装置を2期に分けて使います。
1期治療(骨格矯正)
将来を見据えて、正しい歯並びや噛み合わせのために、歯がきちんと生えてくるようスペースを確保し骨格を整える治療です。顎の骨の成長期にある子供のみ可能な治療です。3〜12歳ごろが対象年齢となります。
6歳前後に乳歯の奥から「6歳臼歯」が生えてきます。この奥歯を基準に、正常な噛み合わせを考え、この作業が永久歯を抜かずに歯並びを整えることにつながります。出っ歯や受け口の予防にも効果的です。
2期治療(歯列矯正)
顎の骨の大きさやバランスを1期治療で整えることで、永久歯が正しく生えそろい、その後治療がいらないこともあります。1期治療で歯並びが正常な位置にいかなかった場合でも、部分的な矯正治療のみで済むケースが大半です。
10歳頃から成人後が時期としての目安です。永久歯が生えそろい顎の成長が終わった段階で治療したほうがよいケースもあります。
当院では、子どもの矯正治療に、取り外し式の機能矯正装置「ビムラー矯正」を取り扱っております。
夜寝る時と日中の2~3時間程度の使用により、噛む力や舌・唇の力など本来のお口の筋肉の力を利用し、歯を動かす矯正治療です。
受け口、出っ歯、がたがた・でこぼこの歯並び等、お子さんの歯並びや咬み合わせが気になるといった方はお気軽にお問い合わせ・ご相談ください。
ビムラー矯正
ビムラー矯正は、ドイツのビムラー博士によって開発された矯正装置です。
1946年から使われているので、日本国内でも長い歴史があります。
ビムラー矯正は顎の成長・発育や飲み込みなどの普段から行われている筋肉の動きを利用して、少しづつ歯を動かすので、痛みが少なく無理のないお子さんに優しい治療法です。
歯を抜かない非抜歯矯正
- ビムラー機能矯正は、お子さんが健全に成長できるよう、口腔周囲の筋機能を正常に導き、咬み合わせを正しくする治療で、歯の土台にも良い影響をおよぼすので歯列や顎が理想的に育ち、歯並びがきれいになります。
※歯並びや顎の状態によって矯正の度合いは異なります
ビムラー機能矯正は4歳くらいの子どもから可能です。
永久歯が上歯2本、下歯4本はえてきた時が適齢期です。
歯と歯並び、顎を乳歯のうちから矯正するので、歯並びがきれいに育つだけでなく、虫歯も効果的に予防できます。
他で使用する一般的な装置
小児矯正で使う装置は2種類あり、取り外すことができる可撤(かてつ)式と、取り外しができない固定式にわかれます。
お子さま一人一人に合った、最適な装置を選択します。
可撤式装置
床矯正
- 装置を使い顎を広げることによって、歯並びが整うスペースを確保します。1週間に1回程度、ネジを回しながら装置を広げ、歯列の幅を広くするように移動させます。 長時間の装着で効果が期待できます。
機能的矯正装置
- 主に出っ歯を矯正する際に使われる装置です。 装着している時間に比例して効果が変わるので、基本的に学校からお戻りになり、翌朝家を出る前まで装着します。休日など自宅にいて外出をしないときはその間ずっと装着しておくと効果が高まります。
固定式装置
マルチブラケット装置
- 歯1本ずつにブラケットという装置を固定し矯正していきます。小児矯正では通常、2期治療で行います。 小学生の治療をする場合は永久歯の前歯だけなど、多くは部分的に装着します。
急速拡大装置
- 上顎の歯列の幅を広げることによって、矯正していくための装置です。装置についているネジを回しながら調節して900gから数kgの負荷をかけ歯列の幅を大きくしていきます。 歯を早く移動することができるので、マルチブラケット装置よりも短期間での効果が期待できます。