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安芸高田市歯医者

菌が出す毒素で骨が溶ける!

歯周病は歯周ポケットで増殖した歯周病菌による感染症です。歯周病になると、歯茎の腫れや出血が始まり、進行すると歯はグラグラなり、最悪の場合抜け落ちてしまいます。この怖ろしい病気、歯周病の原因になる歯周病菌は10~20種類ほどあると言われています。主な歯周病菌をあげてみましょう。


歯みがきだけでは歯周病は止められない!

ポルフィノモナス・ジンジバリス
強い悪臭を放つ歯周病菌で、歯肉を構成するコラーゲン組織を分解したり、殺菌作用を弱める酵素をもちます。歯槽骨(歯を支える骨)を溶かす毒素をもっています。

プレボテラ・インターメディア
女性ホルモンの分泌が活発な思春期や妊娠時に爆発的に増殖することがあります。歯槽骨を溶かす毒素をもちます。

アクチノバチラス・アクチノミセテムコミタンス
進行性の歯周病によくみられる歯周病菌。歯槽骨を溶かす毒素をもちます。

これらの歯周病菌が出す毒素によって、歯肉が腫れて出血をくり返し、歯槽骨が溶けて歯がグラグラになってしまうのです。では、この歯周病菌を除去する方法はというと、歯みがきだけでは難しいのが現実です。専門医のもとで、プラークの住み家となる歯石をキレイに取ってもらい、歯ブラシやデンタルフロス、歯間ブラシなどを使用したプラークコントロールをすることが重要です。初期の歯周病ならこれで進行は食い止められるでしょう。

もっと症状の進んだ歯周病では、奥深くに入り込んだ歯石を掻き出すために、歯肉にメスを入れて外科的手術を施すこともあります。溶けた骨は元には戻りませんが、その後のケアが良ければ歯肉は正常に戻り歯を失うことなく生活できるでしょう。そして、歯槽骨がほとんどなくなってしまった重症の歯周病では、残念ながら、歯を残せる可能性が極めて低くなります。歯周病はいつの間にか進行する怖ろしい感染症です。定期的に専門医の検査を受け、できるだけ健康な自分の歯を残しましょう!


歯周病は「静かな殺し屋」!!

歯周病は、歯の周りの組織が歯垢(プラーク)に住んでいる歯周病菌に感染して、歯ぐきが腫れたり、出血を繰り返し、最終的には歯が抜けてしまうという怖しい病気です。初期の段階では自覚症状がほとんどなく、症状に気がついたときには「もう手遅れ!」というケースが多いことから、歯周病は、“サイレントキラー(静かな殺し屋)”と呼ばれています。

症状が分かりにくいことが落とし穴!

初期段階では、特に痛みもなく、歯を磨く時に出血したり歯ぐきがムズムズする程度なので、お口の異常になかなか気づきません。進行するうちに、膿が出たり歯がグラグラしはじめて、「これはおかしい」となるわけです。
しかし、この段階まで進んでくると、歯を支えるあごの骨(歯槽骨)もだいぶ溶かされています。虫歯のように歯に穴が開いたり、痛みが出るなどのはっきりとした症状が現れにくいことが、歯周病を放置、悪化させてしまうのです。

日本人の成人の約8割が罹っているといわれる歯周病の予防は、セルフケアだけでは不十分です。これまで、日本では歯の定期健診を受ける習慣があまりありませんでしたが、自分の歯を長く使っていくためにも、ぜひ定期的に検査を受けて、積極的にお口の状態をコントロールしていきましょう!
私たちがお手伝いします!

◆◆こんな方はご用心!◆◆
・朝起きた時に口の中がネバネバする
・ブラッシング時に出血する
・口臭が気になる
・歯肉がムズムズする、腫れている
・歯が長くなったような気がする

このような症状が出ていたり、ほかにも気になるようなことがあれば、何でも気軽にご相談ください!


広島県 安芸高田市 ふじとう歯科

〒739-1101 広島県安芸高田市甲田町高田原1160−7

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