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安芸高田市歯医者

歯周病は唾液感染!

歯周病はお口の中の細菌による感染症です。細菌は唾液を介して感染ります。今流行っているコロナ ウィルスのように飛沫感染したり空気感染するような事はありません。
唾液感染ですから、キスやスプーンや箸などの食器の使い回し、ペットボトルの回し飲みなどで感染するリスクは十分にあります。

唾液を介して歯周病菌がやってくる!

外から入って来た歯周病菌に感染しても、すぐに発症するわけではありませんので、健康な成人ならそれほど神経質になる必要はありません。
でも抵抗力が落ちていたり、お口の中の状態が不衛生な方は、歯周病菌が住み着きやすいので注意が必要です。

歯周病菌が住み着きやすいのは…?

  • ストレス等で抵抗力が落ちている
  • 歯石が溜まっている・・・歯石があると、そこを足がかりに、細菌がプラークを作り出して住み着きます。
  • 歯周ポケットがある・・・酸素が嫌いな歯周病菌は歯周ポケットが良い隠れ家となり増えていきます。

発症リスクを抑えるための対処法は?

  • ストレス等を溜めない生活を心がける
  • プラークコントロールを行い、お口の中を清潔にする
  • 唾液を十分に出す・・・唾液は抗菌作用等もあるので、咀嚼をしっかり行い十分に唾液を出すことが大切です。
  • 抵抗力が弱い赤ちゃんは・・・歯周病菌を移さないように気をつけます。両親はもちろん、おじいちゃんおばあちゃんにも、口移しはしない・スプーンなどを共有しないことを徹底しましょう。

家族やパートナーも一緒に、歯周病の治療や予防に取り組むのが効果的。
歯科医院のメンテナンスも定期的に受けて、歯周病菌が住み着きにくいお口をキープしましょう!

元凶は「歯周ポケット」にあり!?

テレビのCMなどでもよく登場する「歯周ポケット」。皆さんも聞いたことがあると思います。
歯周ポケットは歯とハグキの境目の溝のことで、健康な歯ぐきでも1~2ミリありますが、中程度の歯周炎で3~5ミリ、歯周病が進行した場合は6ミリ以上と深くなっていきます。

歯周ポケットは傷口が開いた状態!

そんな歯周ポケットの中では、一体どんなことが起きていると思いますか?
実は歯周ポケットの中は細菌にとって適度な温度に保たれているうえ、中の汚れは通常の歯みがきでは取りにくいため、たくさんの細菌が快適に生活しているのです。

そんな状態では、歯周病菌も活発に活動して歯ぐきの炎症が進行し、歯を支えてる歯槽骨と呼ばれるあごの骨を溶かし、最終的には歯を失うことに…。

また、歯周病の怖さは歯が抜けることだけではありません。
歯周ポケットの中は組織が破壊され続けている状態なので、まさに傷口が開いた状態。細菌は簡単に体内に入り込んでしまいます。

普通の細菌は白血球などの働きにより血液中では生きられませが、歯周病菌は血液の中でもしばらくは生きのびられます。
結果、歯周病菌は血液の流れに乗って全身に運ばれていき、臓器や血管壁にたどり着き、そこで炎症を引き起こします。
特に心臓や脳、子宮などへの悪影響が心配されています。

全身の健康に悪影響を及ぼす歯周病。
まずは、歯周病菌の住み家となる歯周ポケットを浅くすることから始めましょう。

歯科医でポケット内にあるプラークや歯石を取り除き、歯ぐきの炎症を抑えて引き締め、これ以上歯周病が進行しないようにします。「歯周ポケットがあるみたい」という方は早めに歯科医院で治療してくださいね!


広島県 安芸高田市 ふじとう歯科

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