高齢者に多い「誤嚥性肺炎」
最近よく耳にする「誤嚥性肺炎」。どんな病気かご存じですか?本来、食べたものは食道を経て胃に送られますが、誤って気管に入ってしまい、唾液中の細菌などが肺に感染して炎症を起こす病気です。その誤嚥性肺炎に、実は歯周病が大きく関わっていたのです!
歯周病がリスクを上げる!?
<誤嚥性肺炎の3大リスク>
★お口の中のメンテナンス不足…お口の中が不衛生だと、歯周病菌をはじめとした口腔細菌が増えます。食べ物を誤嚥した時に一緒に気管に入り肺に感染します。
★お口の機能低下…高齢になると、飲み込む力や咳反射が低下して、誤嚥を起こしやすくなります。
★免疫力の低下…高齢者や糖尿病がある方などは免疫力が低下して、誤嚥性肺炎を起こしやすくなります。
<リスクを減らすためには>
☆メンテナンスをしっかり…お口の中の細菌が減ればリスクを減らせます。毎日の歯みがきで、歯と歯ぐきの境目などをシッカリ磨きましょう。定期的に歯科医院でお口のメンテナンスをしてもらうことも大切です。高齢者が亡くなる原因としてもっとも多いのが肺炎。中でも多いのが「誤嚥性肺炎」と言われています。高齢者がいるご家庭では特に気をつけてあげて下さいね。