安芸高田市甲田町の歯医者「ふじとう歯科」です。

電動歯ブラシは主に4種類あります。家庭で手軽に使えるものから、歯科医院で使用する高度なタイプまで様々です。歯垢は取り除けても、歯石は難しいのでその違いも知っておきましょう。当院にも定期的に通いながら使うのがお勧めです。

種類と特徴について簡単に説明します。
振動式　内部のモーターを使った振動により汚れを取り除きます。比較的安価です。
回転式　ブラシ部分が円形で、磨きにくい歯の裏側や歯と歯茎の境なども磨けます。
音波式　振動式に音波の刺激が加わるので、毛先から数ミリ離れているプラークも落としてくれます。細かな気泡や水流を発生させることで歯垢を除去する機種もあります。
超音波式　音波よりも振動数がさらに高くなり、汚れを強力に落としてくれます。プラークや歯垢のもとになる汚れを破壊してくれるので、虫歯や歯周病の予防策にとても有効です。歯ブラシを当てるだけではプラークの除去効果はなく、 手磨きと同様に動かす必要があります。

電動歯ブラシの使い方

1「歯にやさしく当てる」ことが基本です

ブラシ部分は、歯の側面と噛み合わせの 面に対して、直角に当てます。前歯の裏側や歯並びが悪い部分については、歯の角度に歯ブラシを沿わせて当てましょう。また歯と歯茎の境目にあたる「歯周ポケット」 は、特に汚れが溜まりやすい場所です。 斜め45度でブラシを当ててしっかりと汚れを落とす事を意識することが大切です。歯ブラシをはに強く押し当てると歯茎や端を痛めてしまいますので、やさしく当てて使いましょう。

２ 磨く順番を決めて磨き残しの予防

手磨きと同様に歯ブラシでも歯に歯ブラシを当てる順番を決めて行いましょう。これは磨き忘れを防止するために欠かせないことで、すべての歯の面に歯ブラシを当ててプラークの取り残しを 防ぐために非常に重要なポイントです。優しい力でゆっくりとずらすようにブラシを移動させましょう。

３ 歯磨き粉の選び方

基本的に歯磨き粉を使用しなくてもプラークを除去する事は可能です。しかし、歯磨き粉には口臭を取り除いたり、歯垢を付きづらくしたりする効果があるため、一緒に使うことでより高度なケアが出来るようになります。 ただし、研磨剤の配合されているものですと歯が削れていってしまったり、泡立ちの良いものですと磨きづらかったりします。研磨剤の配合が少なく、泡立ちの少ない発泡の「ジェルタイプ」が お勧めです。不安な場合は当院歯科医師や歯科衛生士にご相談ください。